もとは遊歩道を登って10分程度のところにある仁王門広場の近くにあったものを、数年前に現在の場所に運んできました。
今日は子育地蔵尊について紹介させていただきます。
子育地蔵尊は昭和18年頃の開祖・平沼彌太郎氏の作品で、お堂も小じんまりしてあまり目立たないのですが、実は檜の根の大節を利用し、台座とも一本の木から彫刻したものなのです。
モデルの赤ん坊は彌太郎氏の孫で平沼宏之氏(現在の鳥居観音代表役員)が当時1歳の時です。
不思議なことに、お地蔵様の額真ん中と膝、赤ん坊の肘と膝にきれいに節が出ているのです。偶然のことなのか、根の形やつくりをイメージしてこの節が出るよう彫刻されたのかは謎です。
額真ん中の節
お地蔵様の膝、赤ん坊の肘と膝の節
お子様やお孫様が元気に健やかに育ちますよう願いを込めて彫刻されたものです。
お気軽にお参りしていただければと思います。
きれいな節も一度じっくりご覧になってください。